春はゴルファーが待ち望んでいた季節。
でも、花粉症の人にとっては「正直つらい」時期でもあります。
私自身、花粉症がかなり重く、
この季節のゴルフ場はまさに「修行の場」です。
スギが終わればヒノキ。
それがやっと落ち着いたと思ったら、今度は…
“第3の刺客”。
ゴルフ場は自然そのもの。
花粉症の方にとっては過酷な環境です。
さまざまな花粉から完全に逃げることはできません。
だからこそ、準備で差が出ます。
ゴルファーにとって“花粉マネジメント”はスコア管理の一部です。
春のゴルフはなぜここまでつらい?
春のゴルフが“過酷”と感じる理由は、大きく3つあります。
- 長時間、屋外にいる
1ラウンドはおよそ4時間。
花粉にさらされる時間としては、ほかのスポーツを圧倒しています。 - 風が強く、花粉が舞いやすい
春先は風が強く、乾燥した日が多い季節。
風が吹くたびにコース中の花粉が舞い上がり、広範囲に拡散します。
開けた地形のゴルフ場では、飛散量が一気に高まります。 - ラフや芝の上を歩く機会が多い
スイング時やボール探しなどで芝との接触が増え、衣服やシューズに花粉が付着しやすくなります。
さらに春は日差しも強く、汗や皮脂がアレルギー反応を助長し、肌トラブルや蕁麻疹につながるケースも。
つまり春のゴルフは「紫外線対策」と同じくらい、「本気の花粉対策」が必要な季節なのです。
ゴルフ場は“花粉の宝庫”
スギ・ヒノキだけでなく、芝花粉など思わぬ敵も潜んでいるのがゴルフ場。
種類ごとに特徴を見てみましょう。
■ スギ花粉(2〜4月)
春花粉の代表格。日本全国に広く分布し、特に2〜3月にピークを迎えます。
花粉の粒子が非常に軽く、風に乗って遠くまで
飛ぶため、ゴルフ場のような開けた場所では高濃度にさらされやすいのが特徴です。
症状はくしゃみや鼻水、目のかゆみが中心ですが、
重症化すると集中力の低下にもつながります。
ティーショットの際に目がかゆくて狙いが定まらない…なんてことも。
■ ヒノキ花粉(3〜5月)
スギ花粉のピークが落ち着く3月中旬から、
バトンタッチするように飛び始めるのがヒノキ花粉です。
スギに比べて粒子が少し大きく、症状が肌や喉に出やすいのが特徴。
肌荒れや咳、のどの痛みを訴える人も見られます。
スギとヒノキの飛散時期が重なるため、3〜4月はダブルパンチに。
ラウンド後の疲労感が強く感じられるのは、
花粉による体力消耗も関係しているかもしれません。
■ 芝花粉(イネ科)5月頃〜
スギ・ヒノキのシーズンが終わった後も油断は禁物。
“第3の刺客”芝花粉が飛散し始めます。
ゴルフ場にはカモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ(チモシー)などイネ科植物が多く生息しており、
5〜7月頃に花粉を飛ばします。
この芝花粉は、春から初夏にかけてしつこく症状を起こす“隠れ花粉”と言えます。
鼻炎や目のかゆみのほか、喉や耳の奥のかゆみを訴える人も。
フェアウェイやラフに近い場所ほど花粉濃度が高く、風のある日は要注意です。
芝花粉はスギやヒノキのように全国ニュースになりにくい分、対策が遅れがち。
■ 松花粉(ゴルフ場特有)4〜6月頃(地域差あり)
ラウンド中、松の木にボールが当たった瞬間、
黄色い花粉がふわりと舞い上がる――そんな光景を見たことがある方も多いはず。
松は多くのゴルフ場で防風や景観のために植えられており、春先には大量の花粉を放出します。
粒が大きく、スギほどの強いアレルギーは少ないものの、大量に浴びると目や喉に刺激を感じることがあります。
乾燥した日や風が強い日は特に飛散量が増え、
カートやクラブにうっすら黄色い粉が積もっていることも珍しくありません。
芝花粉はなぜゴルファーにきつい?
ゴルフ場ではフェアウェイとラフの境界を明確にするため、ラフを意図的に伸ばして管理しています。
問題は、この“伸びた芝”にあります。
イネ科の植物—カモガヤやハルガヤなど—が群生し、成熟すると大量の花粉を抱えた穂を作ります。
その上を歩けば当然、花粉は舞い上がります。
晴れて乾いた日、ラウンド後にシューズがうっすら黄色くなっていた経験があるなら、
それはまさに芝花粉。
多くのプレーヤーがスギ・ヒノキに続く
“第3の花粉”として悩まされているのがこの芝花粉です。
私が実際にやっていた花粉対策
以下は、実際に効果を感じた対策です。
どれも簡単に取り入れられる工夫ばかりです。
- 大きめのハット
顔まわりまで広く覆えるタイプが理想。
キャップよりも防御力が高く、髪への花粉付着も抑えられます。 - スポーツサングラス
強風でもズレにくく、UVカット付きなら紫外線対策にも◎。
目のかゆみと涙目を防ぐ“第一守備ライン”です。 - 息がしやすいスポーツマスク
春先は気温上昇で普通のマスクが息苦しくなりがち。
通気性とフィット感を両立したスポーツマスクが快適です。 - ツルツル素材の薄手ウィンドブレーカー
ポリエステル系の生地は花粉が付きにくく、帰宅前に脱いでしまえば
室内への持ち込みも最小限にできます。 - マスター室前のエアガンを活用
ラウンド後、服に付着した花粉を吹き飛ばすだけで症状の出方が段違い。
設備のあるゴルフ場ではぜひ活用を。
靴の花粉も必ず落とす
見落としがちなのがシューズです。
靴底やスパイク、靴ひもには想像以上に花粉が付着しています。
エアガンやブラシで軽く払い落とすだけでも、家や車への持ち込みを防げます。
車で移動する場合は特に、シューズを履いたまま乗り込まないのが鉄則です。
車移動の人が気をつけたいこと
車は花粉を“密閉して循環させる空間”。
上着はできるだけ車の外で脱ぎ、予備マスクを用意。
帰宅後はすぐ着替えるだけで、翌日の不調が全く違います。
エアコンのフィルター清掃や車内の布製シート掃除も、花粉シーズンには意外な盲点です。
ラウンド後の“持ち帰らない工夫”が一番大事
花粉対策の核心は、
「花粉を家に持ち帰らないこと」。
ラウンド後は
- アウターを脱ぐ
- できればトップスやボトムスも着替える
- 使用後の服はビニール袋に密閉が基本
脱いだ服を車内にそのまま置くのはNG。
帰宅したらすぐ洗濯機へ。
このひと手間で翌日の症状が驚くほど軽減されます。
筆者も花粉シーズンは必ず「アフタープレー用着替え」を用意しています。
春ゴルフは、プレー中よりも“プレー後の処理”が肝心です。
春ゴルフ花粉チェックリスト

☑ 大きめハット
☑ 花粉対策メガネまたはスポーツサングラス
☑ スポーツマスク
☑ ツルツル素材のアウター
☑ マスター室前でエアガン
☑ 靴底・スパイクの花粉落とし
☑ 脱いだ服を密閉袋に入れる
まとめ|春のゴルフは“我慢”ではなく“整える”
春の花粉シーズンは、ただの根性試しではありません。「スギ」「ヒノキ」「芝(イネ科)」、そして「松」。
この4つの花粉が入り混じる季節だからこそ、
事前・途中・帰宅後の“整え方”で快適さは変えられます。
ゴルフ場での花粉対策は、「服装+アフターケア」が鍵。
衣類は吸着しにくい素材(ナイロンやポリエステル)を選び、
ラウンド後はすぐに洗顔・うがい・衣類ブラッシングをしましょう。
少しの準備で、体の負担を軽くし、もっと集中してゴルフを楽しみましょう。


